支援者間での見守り情報の
共有を実現
一人暮らしや高齢の利用者の応答状況は、クラウド上で一元管理されます。行政や民間事業者などの関係機関がいつでも情報を確認でき、スムーズな連携体制の構築が可能になります。
精神的・時間的・経済的
見守りの負担を軽減
手動での電話や訪問が不要になり、見守る側の時間を大幅に削減できます。異変時には自動で通知が届くため、精神的負荷も軽減されます。人件費をかけずに多くの高齢者を見守れるため、限られた予算でも充実した支援体制を構築できます。
見守り情報の共有による
連携機関との迅速な対応
応答データはクラウドで一元管理され、家族や地域包括支援センター、介護事業所へ通知可能です。関係者全員が同時に状況を把握でき、電話や訪問による適切な対応が迅速に行えます。
利用者向けパンフレットをご用意しています。
こちらも参考にご覧ください。
操作が簡単だから
異変の早期発見が容易に
ボタンを押すだけの簡単操作なので、高齢者も負担なく毎週続けられます。継続的な応答データから、押し忘れや押し間違いなど認知症の初期兆候を発見できます。小さな異変を見逃さず早期に対応することで、孤立・孤独の予防にもつながります。
電話があれば利用できる
適度な距離感での見守り
利用者は、電話があればサービスを利用可能。機器設置が不要で、低価格で導入できます。カメラやセンサーを設置しないので、適切な距離感で気軽に相談ができる・気づいてもらえる安心感をつくれます。
少人数から多人数まで
地域にあわせてカスタマイズ
毎週決まった曜日・時刻に自動で電話がかかります。スタッフが電話をかける必要がないため、少人数から1,000人規模まで時間や手間をかけずに安否確認が可能です。
千葉県松戸市
自治体の地域包括ケア体制に組みこまれた事例
松戸市では、住民の発意によって始まった見守り活動が、市の施策として正式に位置づけられました。その中で、あんしんプレミアムサービス「げんきです」(以下、げんきです)は、クラウドを活用した地域見守りシステムとして導入され、地域の力を引き出す仕組みとして注目されています。
本事業では、緊急通報装置とは異なる日常的なつながりを重視し、「あんしん電話事業」として定着。地域住民が主体となり、先駆的なITツールである「げんきです」を活用することで、高齢者の安否確認や日々の様子を、無理のない範囲で継続的に見守る体制が実現しました。
「げんきです」は2019年から2022年にかけて、クラウド上での情報共有機能を通じて、65歳以上の高齢者を対象に無料で提供され、地域の見守り活動の一環として機能しました。このクラウド活用により、支援者の労力や管理コストを大幅に軽減すると同時に、情報の可視化と連携のスピード化を図り、地域コミュニティの自立的な支え合いの基盤強化にもつながっています。
この事例は、「げんきです」が単なる見守りツールではなく、クラウド技術を通じて地域住民の力を引き出し、持続可能な見守りの仕組みとして活用できることを示しています。
千葉県松戸市 地域包括支援センター
地域包括支援センターが地域資源として活用した事例
松戸市の地域包括支援センターでは、令和4年10月より、あんしんプレミアムサービス「げんきです」(以下、げんきです)を地域ぐるみで活用した見守り活動を展開しています。この取り組みでは、当地区に在住する65歳以上の高齢者を対象に、初期登録料2,200円を高支連が全額負担し、地域全体で安心の仕組みを支えています。
げんきですは、クラウドを活用して高齢者の様子を共有できる見守りシステムであり、地域内の情報連携を円滑にすることで、支援者の負担を減らしながらも効果的な見守りを実現しています。相談対応はNPO法人が担い、日常的な見守りや支援が必要な方については、地域の高支連が直接関わるという明確な役割分担により、無理のない継続的な支援体制が構築されています。
このようにげんきですは、クラウドを介して地域の多様な主体をつなぎ、労力と経費の負担を抑えつつ、地域コミュニティの自立した見守り力を高める有効なツールとして活用されています。
北海道福島町
高齢化が進む過疎地で孤立孤独予防策として導入した事例
北海道福島町では、令和5年5月より、福島町社会福祉協議会が中心となってあんしんプレミアムサービス「げんきです」(以下、げんきです)の運用を開始しました。対象はお一人暮らしの方で、利用料金はすべて社会福祉協議会が負担し、相談対応や見守り役も併せて担うことで、地域ぐるみの見守り体制を整備しています。
北海道では、冬季の厳しい気候に加え、地域によっては人口減少や高齢化、さらには過疎化が深刻化しており、日常的な安否確認や緊急時の対応が大きな課題となっています。特に独居高齢者にとっては、ちょっとした体調変化や生活の不安が孤立につながりやすく、地域全体での見守りの仕組みが急務とされています。
このような背景の中で、げんきですは、クラウドを活用して日々の状況を地域と共有できる有効な仕組みとして注目されています。ICTを活かして少人数でも効率よく見守りを行えるため、支援者の負担を軽減しながらも、継続的かつ信頼性の高い見守り体制を構築することが可能です。
福島町の事例は、気候や地理的条件による制約を乗り越え、地域資源を最大限に活かしながら、げんきですを通じて安心して暮らし続けられる地域づくりを推進する、先進的な取り組みといえます。
導入手順の整理や理解促進など、導入前も私たちがサポートします。
一度話を聞いてみたい方はぜひお問い合わせください。